あるベトナム人の実習生と、日本とベトナムの食文化の話になり、ベトナムでは日常的にカエルと食べると聞いた。そのため、自分も1度 カエルを食べてみたいと思い、携帯電話で「神奈川県 ベトナム料理 カエル」と検索した結果、南林間駅から徒歩3分のところに「カム オン ベトナム」という店を見つけたので、早速行ってきた。
店は本当に駅から近く、大きな電光掲示板の看板があり、そこに様々なベトナム料理の写真とともに「ベトナム料理専門店」「カム オン ベトナム」という文字が表示されていたのですぐにわかった。
店に入ると、目の前にレジカウンターが見え、その横にはインスタ映えを意識したかのような、足元にカメラのマークが描かれたグリーンの大きな壁があった。ここで写真を撮って SNSにあげれば確かに“映える”かもしれない。
すぐにベトナム人らしき女性の店員さんがやってきて、真っ赤なソファーの広々とした、まるでファミレスのような席に案内してくれた。そこは大きなガラス窓に面しており、非常に解放感があり、本当にファミレスのように感じた。天井から下がっている花火のような照明もおしゃれだった。
メニューを開き、カエル料理を探すと、なんと5品ものカエル料理があった。炒め物に、唐揚げ、そして鍋まである。
テーブルにある店員さん呼び出しボタンを押し、その中から「カエルバター炒め(\979)」を注文。待っている間にメニューを見ていると、カエルの他にも「ホルモン」「アヒル」「うなぎ」という、日本にある他の一般的なベトナム料理店では見かけない食材の料理があった。
5~6分して、カエルバター炒めがテーブルの上に並べられた。一見すると、バターのいい香りのする鶏肉の唐揚げのようだ。
恐る恐るそのうちの1つを口に運ぶと、口当たりや歯ごたえも鶏肉だった。臭みなどもない。正確に言うなら、ニワトリよりももう少し小さな、たとえば鶉(うずら)の唐揚げだろうか。ただし、軟骨のような部分が多く、あまり想像したくはないが、たぶん脚の水かき部分なんだろうと思った。
他に、揚げ春巻きやフーティウなども注文したが、そちらもレベルはけっこう高いと感じた。
帰り際、レジで支払いをする時に、そこにいた男性の店員さんに話しかけると、店長兼オーナーであった。名前をクオンさんと言い、奥さんとともに1年3か月ほど前からこの店を経営しているらしい。クオンさんは日本語が非常に流ちょうで、聞けば日本滞在はもう13年になるとのこと。
明るい店内で、雰囲気も良く、さらに店員さんはベトナム人だが日本語はしっかり通じるので、これなら日本人でもベトナム人でも問題なく料理を楽しみに来れるだろう。
ベトナム料理専門店「カム オン ベトナム」
〒242-0006 神奈川県大和市南林間1-8-3 サエラビル1F
電話:046-404-5649
定休日:月曜
営業時間:火曜-金曜 11:00-15:00、17:00-23:00 土曜・日曜 11:00-23:00
HP: https://camonvietnam.owst.jp/
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